当事務所の解決事例4
1 事件の概要
ご依頼者様は、同乗者が運転する乗用車の助手席に乗車していところ、高速道路上で、複数台が絡む玉突き追突事故により、胸椎圧迫骨折等の傷害を負いました。
ご依頼者様は、海外在住中の方でした。
当事務所が後遺障害等級の認定申請もサポートするということで、受任となりました。
2 解決まで
当事務所が全面的にバックアップして後遺障害の申請をした結果、第8級に該当するとの認定が得られました。
その後、遅延損害金も満額得るため、交渉を経ずに訴訟提起をしました。
被告側は、後遺障害等級そのものがより軽度である、労働能力喪失率が低いはずである、ご依頼者様が若年であることから労働能力喪失率が期間の経過と共に逓減する、などと激しく争ってきました。
ご依頼者様は海外在住であったため、時差や連絡手段の問題で、打合せ時間の確保には苦労を要しました。しかし、国際電話や、一時帰国中の面談によって入念に打合せを行い、詳細な陳述書を提出した上で、尋問に臨みました。尋問においては、綿密な打合せが功を奏し、ご依頼者様が事故後苦しみ続けている痛みの激しさや、生活上の不便の大きさを余すことなく裁判所に示すことができました。その結果、後遺障害等級第8級の労働能力喪失率45%が、67歳に達するまでの全期間認められるとの判決を得ることができました。
3 結果と当事務所のコメント
ご依頼者様と打合せをする度に、ご依頼者様が日常的に受けている苦痛や不便の大きさを改めて強く感じました。そのことが、少しでも高く賠償金額を勝ち取るべく奔走する原動力となっていきました。
これからも、ご依頼者様の苦痛に寄り添いながら、事件のよりよい解決を目指していきたいと考えています。
4 成果
判決の確定により4100万円を超える回収ができました。